アクセプター部位を持つDT-TTF誘導体の合成と性質

書誌事項

タイトル別名
  • Synthesis and Properties of DT-TTF Derivative Possessing Acceptor Unit

説明

当研究室では1,3-ジチオール-2-イリデンが融合したTTF誘導体を合成し、それらを用いた伝導性錯体が多次元的な結晶構造を有し、その結果低温まで金属的な伝導性を示すことを明らかにしている。強いアクセプター部位を有するDT-TTFはHOMO-LUMOギャップの減少と多次元分子配列により単一成分導体として興味がもたれる。またこのような分子をオリゴマー化することにより、分子ワイヤーとして機能することも期待される。我々はアクセプター部位としてジシアノメチレン基を用いたDT-TTF誘導体を合成し、その性質を検討したので報告する。さらにこのような分子同士をσ架橋した二量体についても合成を試みており、その結果も併せて報告する予定である。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205554513408
  • NII論文ID
    130005011022
  • DOI
    10.11494/kisoyuki.17.0.228.0
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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