光駆動型ヤヌスロタキサンの合成とその挙動

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タイトル別名
  • Synthesis and Photochemical Behavior of a Janus Rotaxane

抄録

本研究ではヤヌスロタキサン骨格を用いて能動的に伸縮を行なう分子機械、つまり分子筋肉を構築することを目的とした。そこで、ゲスト分子連結系完全メチル化α_-_CD1のゲスト分子に光応答性のアゾベンゼンを用いた。室温、水_-_メタノール中、この修飾CD1を自己会合させた後、3,5_-_ジメチルアニリンとEDC縮合剤で処理し、新規ヤヌスロタキサン2を合成した。そしてこのロタキサン2の光照射前後の紫外可視吸収スペクトルで可逆的な光異性化が確認された。またNMR測定で、構造が大きく変化していることが示唆され、積分比より光定常状態においてE_-_E体:E_-_Z体:Z_-_Z体=58%:36%:6%であることが分かった。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205555257472
  • NII論文ID
    130005011209
  • DOI
    10.11494/kisoyuki.17.0.53.0
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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