ボラジンを鍵構造に用いたアントラセンのバンドル化

書誌事項

タイトル別名
  • Bundle of Anthracenes using Borazine Core Skeleton

説明

π共役分子鎖の配向制御に基づいた光・電子物性の制御を目的として,ボラジン骨格を核構造に用いてアントリル基とアリール基を交互に束(バンドル)状に配列した一連のトリアントリルボラジン誘導体1(添付図)を設計した。これらの化合物は、置換アニリンと三塩化ホウ素からトリクロロボラジンを合成後、アントリルリチウムで処理することにより合成した。得られた化合物の構造は,X線結晶構造解析により確認した.蛍光スペクトルにおいて、1は母体のアントラセンに比べて量子収率が2倍以上も増大するといったバンドル化に基づく特異な物性を示した.また, 1のCV測定においても,母体のアントラセンに比べて酸化ピークの可逆性の増大が観測された.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205555937024
  • NII論文ID
    130005011237
  • DOI
    10.11494/kisoyuki.17.0.79.0
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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