鎖状ケトンの面選択ヒドリド還元における溶媒効果

書誌事項

タイトル別名
  • The importance of solvent effects of the diastereoreduction of acyclic ketones

説明

隣接位にヘテロ原子を有する鎖状ケトンの求核付加反応における面選択性は、遷移状態においてカルボニル酸素および隣接置換基のヘテロ原子がともに試薬の金属に配位したキレート遷移状態によって説明されている。 しかしながら、置換基の種類によってはキレート遷移状態では選択性を説明できない系があることから、他の面選択性支配因子の存在が示唆される。 我々は分子軌道計算によって、溶媒を露わに配位した遷移状態を求めたところ、実験で得られた選択性を良く再現し、溶媒の配位が面選択に影響していることを明らかにした。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205556000768
  • NII論文ID
    130004645474
  • DOI
    10.11494/kisoyuki.2008.0.344.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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