原始惑星系円盤進化における自己重力の影響
書誌事項
- タイトル別名
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- Effects of Self-Gravity on Planetesimals Formation in Protoplanetary Disks
抄録
現在の惑星系形成の標準シナリオでは円盤ガス中のダストが重力不安定を起こすほど薄く沈殿するメカニズムについてはよくわかっていない。円盤ガスがダスト沈殿に最も影響を与えると考えられるが、これまでの研究において円盤ガスの自己重力の影響はほとんど考慮されてこなかった。そこで、本研究では原始惑星系円盤進化の過程において円盤ガスの自己重力が影響を与えるかどうかについて調べた。<BR>円盤ガスの自己重力は中心星重力に対しては十分小さいが、圧力勾配に対しては同程度の大きさになり得る。そのことを考えるとガス-ダストの相互作用にとって重要な圧力勾配と同様に円盤ガスの自己重力もガス-ダストの相互作用に効いてくることが予想される。<BR>本研究では円盤ガスの面密度分布を与えることによって自己重力ポテンシャルを数値的に計算し、それをもとに自己重力がガス-ダストの相互作用に与える影響について調べた。その結果、円盤の中心面で自己重力の影響は最大になり、ガス流の回転速度の鉛直方向シアが増大した。また、この結果はガス流自体の不安定化の可能性を示唆しており、ガス-ダストの相互作用に重大な影響を与える可能性がある。
収録刊行物
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- 日本惑星科学会秋季講演会予稿集
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日本惑星科学会秋季講演会予稿集 2003f (0), 16-16, 2003
日本惑星科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205556332800
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- NII論文ID
- 130006955011
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可