食品重量の目測量の変化と食事記録中の食品の出現頻度の関係

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タイトル別名
  • The Relation between Food Weight and Frequency in Meal

抄録

【目的】食品重量を的確に把握できる能力を養っておくことは、献立の立案、栄養調査、栄養指導などさまざまな場面において要求される。 そこで、食品の目測量から推測誤差を算出し、その推測誤差の変化と食事記録中の食品の出現頻度との関係を検討することを目的とした。【調査対象】東京都のF専門学校の管理栄養士課程および栄養士課程に所属する女子学生29名とした。【調査方法】調査期間は平成17年7月である。調査対象29名に2週間の食事記録を記入してもらい、料理名、食品名、使用量を記載させた。記入漏れなどの確認は毎日行った。その後、食事記録より、ご飯(100g以下)、ご飯(101_から_200g)、おにぎり、食パンおよびロールパン、菓子パン、切り身魚、茹で青菜、キャベツのせん切り、トマトなど23項目の出現頻度を算出した。また、食品重量の目測テストは食事記録記入前、1週間食事記録記入後、2週間食事記録記入後に行った。目測テストに用いた食品はご飯、おにぎり、食パン、茹で青菜、じゃが芋の煮物、スクランブルエッグ、焼き魚、冷奴、味噌汁中の豆腐、葱(小口切り)、味噌汁中の葱など20品目である。【結果および考察】目測テストに用いた食品の推測誤差は、食事記録記入前より食事記録記入後の方が低く、実測値に近づく傾向であった。食事記録中の出現頻度はご飯(101_から_200g)がもっとも多かった。出現頻度が高い食品ほど推測誤差が減少する傾向が認められた。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205557056640
  • NII論文ID
    130006955183
  • DOI
    10.11428/kasei.58.0.61.0
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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