日傘の紫外線防止効果

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タイトル別名
  • UV cut properties of several kinds of parasols

抄録

【目的】 海や山へ出かける機会が多くなる6、7月は、日差しが強くなるとともに一年の中で最も紫外線が強くなる時期である。日焼けした小麦色の肌が健康美のように思われていた時期もあったが、紫外線(UV)が皮膚ガンを誘発することなどがわかってきた今では、日焼け防止に気を遣う人が増えてきた。ちょっとした散歩や外出のときに日焼け防止クリームを塗ることは面倒である。日傘は見るからに涼しげで女性にとって夏のファッションの重要なアイテムであり、強い日差しを手軽に防ぐために昔から日傘が使用されてきた。ここでは、日傘を使用したときの紫外線や日射防止効果を測定し、日傘の色や材質の違いによる紫外線防止効果を比較した。【方法】 素材と色の違う種々の日傘の下で、傘の中の気温・紫外線量・照度・人の頭に見立てた黒体の温度、傘の生地自体の温度・輝度などを測定した。【結果】 日傘は、紫外線に関しては75_から_95%、傘の中の物体の温度上昇に関しては10 ℃以上、眩しさに関しては白と黄色の傘を除けば83_から_97%抑えることができる。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205557071104
  • NII論文ID
    130006955203
  • DOI
    10.11428/kasei.58.0.95.0
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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