縞柄被服の見えの幅と両眼立体視要因の関係

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タイトル別名
  • Relation between perceptual width of striped clothes and stereoscopic factors.

抄録

本研究では縞柄パターンの錯視現象を調べるために、縞柄被服着装時の刺激画像を両眼立体視の状態で観察することにより、両眼視差の要因について検証した。実験ではボディに着せた10条件の縞柄ワンピースのステレオ画像を実験刺激として用い、1パターンにつき縞とモデュラス用の水玉のステレオペアがモニタ上に交互に提示された。被験者は反射式実体鏡を用いて両眼立体視で観察し、肩、バスト、ウエスト、ヒップの4点を幅と奥行き別にマグニチュード推定法を用いて評定した。その結果、横縞に比べ縦縞条件では全体的に幅が過小視される傾向があった。また奥行感は見えの幅に反比例するような傾向が見られた。これらの結果は縞柄被服着用時の見えの幅や太さが両眼立体視の影響を受けていることを示唆している。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205557309952
  • NII論文ID
    130006955450
  • DOI
    10.11428/kasei.54.0.289.0
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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