Classification of young female's fashion and its impaction factors

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  • 若い女性におけるファッションの類型化と印象要因の解明

Description

<目的>ファッションは、多様化している。その一方で、雑誌やモデル、芸能人の影響を受けており、いくつかの系統に類型化できるとも言える。本研究では、その印象を構成する要因を解明することを目的とした。<BR><方法>雑誌、ストリートファッション、キャンパスルックを参考に、女子学生の服装を4パターンに集約した。これには、必ずしも客観的根拠はなく、女子学生11名の討議による経験的判断である。これらにより着装アイテムを準備し、同一人物に着用をさせ、写真資料を得た。一方、ファッションにかかわる24項目の評価用語をとりまとめた。前述の着装写真を個々に提示して、評価用語に対して4段階の評価得点を求めた。被験者は、東京都内の女子学生230名である。<BR><結果および考察>ファッションの4類型が与える印象を24項目での評価に基づいて主成分分析を行った。第一因子は、「女性らしい、愛されスタイル」。第二因子は、「個性的なこだわりスタイル」。第三因子は、「ブランド意識が支える華やかさスタイル」。第四因子は、「流行を追随するスタイル」と解釈した。以上の累積寄与率は、68.2%であった。さらに、因子スコアにより類型化した個々のファッションの特徴を明らかにした。第一因子が支配的なのは、お出かけ系スタイルであった。第二因子では、こだわりカジュアル系スタイルであった。第三因子では、自称一段上の着こなしスタイルであった。第四因子では、スイート系スタイルであった。以上から被験者たちの評価は、類型化ファッションの特徴を充分に識別しており、共通の印象効果が存在しうることが本研究により確認できたと言える。

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Details 詳細情報について

  • CRID
    1390001205557319424
  • NII Article ID
    130006955463
  • DOI
    10.11428/kasei.61.0.47.0
  • Text Lang
    ja
  • Data Source
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • Abstract License Flag
    Disallowed

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