食事バランスガイドを利用した食育の取り組み

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タイトル別名
  • The practice of dietary education used Meal balance guide

抄録

【目的】2005年、2006年、2007年と食物を専門科目としない大学生に「食事バランスガイド」の認知度と理解度を調査してきた。その中で、大学生が食事をバランスよく管理するための方法と理想的な日本型食生活の献立構成を理解させる方法を検討することを目的とした。 【方法】2007年12月にT大学1年生女子50名に以下の手順で、アンケートと指導(講義形式)、ワークシート作成作業を実施した。 1.自身の食習慣、食事に対する意識調査、1日の食事調査 2.食事バランスガイドの概要と使い方の説明(約60分)、小冊子配布 3.食事を食事バランスガイドの手法を使って自分の理想的な食事献立作成 4.コマに色を塗って自己確認・自身の現在の食生活と比較し感想を記入 5.アンケート、ワークシートを回収して分析、返却 【結果】食事バランスガイドを知っていると答えたものは44.0%。その中で、正確に理解していた者は、いなかった。その後、60分間の講義で理解が進み、自分で1日の食事(皿数)を選ぶことができた。講義前、主食・副菜・主菜の区別がつかないものが、24.0%いたが、学習後は全員がきちんと区別をして皿数を選ぶことができた。ただし、主食と主菜と副菜にまたがる料理の丸め方には、間違いが見られた。また、自分の食事を正しく評価することができ、食事バランスのとり方への理解は深まったが、行動変容につながるかに疑問が残った。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205558018176
  • NII論文ID
    130006956406
  • DOI
    10.11428/kasei.60.0.355.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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