Sensory test for deodorizing efficacy of a titanium oxide-type-deodorant

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  • 官能評価手法(SD法)を基礎とする消臭機能評価

Description

目的 発表者等は,精油の香りの匂い知覚を把握する手段として,官能評価(SD法)を基礎とする知覚変化表示システム(官能スペクトル)を考案し,種々の精油への応用を試みて来た(Sugawara, et al., Chem. Senses, 1999;2000)。本法の応用の一貫として,今回,官能スペクトルを用いた光触媒型匂い(臭い)消臭器の消臭機能評価を行った。<br>方法 光触媒(酸化チタン)型消臭器は,製造先(大野石油店)より購入し実験に供した。設置場所は被検者自宅冷蔵庫とし,冷蔵庫内の匂い(臭い)の感じ方の変化についてSD法による官能評価を実施した。官能評価は,消臭器設置前,消臭器を設置しその1週間後,消臭器の除去1週間後の計3回,13組の印象項目について+5から-5の11段階評価を行った。<br>結果・考察得られた官能評価データを,横軸に13の印象項目,縦軸に各印象項目の印象スコア差の平均を取って官能スペクトル表示したところ,1)「設置後一設置前」のスペクトルが庫内の匂い(臭い)の印象の改善傾向を示したのに対して,2)「除去後一設置後」のスペクトルは庫内の臭い印象の悪化傾向を示した。そこで,得られたこれらのスペクトル変化(印象変化傾向)について,統計学的にも有意と言えるのか否かの検討を行うと共に,追試によるスペクトルの再現性検証実験を行った。その結果,官能スペクトルは消臭(作用)の機能スペクトルとして利用可能との結論に達した。得られた結果と共に,報告する。

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Details 詳細情報について

  • CRID
    1390001205558128384
  • NII Article ID
    130006956562
  • DOI
    10.11428/kasei.57.0.255.0
  • Data Source
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • Abstract License Flag
    Disallowed

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