19世紀中頃の英国のデザイン (5)
書誌事項
- タイトル別名
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- British design in the mid-nineteenth century (5)
- -The fabric industry in "The Journal of Design and Manufactures -
- - "The Journal of Design and Manufactures"にみるファブリック産業 -
抄録
[目的と方法]産業革命以降の英国のファブリック産業は、生産力においては他の欧州各国の追随を許さぬ勢いであったが、デザインにおいてはフランスの模倣に終始したといわれる。それでも19世紀後半には綿プリントなどを中心に独自のデザインが行われるようになった。本研究では、英国産業の転換期ともいえる19世紀中頃におけるファブリック産業について、以下の資料をもとに当時の状況を考察する。特に本報では、ファブリック関係業者の種類と内容、また相互の関連性などを探る。[資料]1. The Journal of Design and Manufactures (Henry Cole Edited., Chapman&Hall, London, 1849-52 2. Official Catalogue of the Great Exhibition of the Works of Industry of All Nations, 1851. By Royal Commission.[考察]"The Journal of Design and Manufactures" には毎月、国内を中心としたファブリック市場の動向をレポートしたり新製品等を紹介するページが設けられている。その内容よりファブリックの生産から流通に関わる業者の種類は細分されていることが推察できた。生産関係ではDesigner、Drawer、Engraver、Printer、Manufacturerをはじめ9種、流通関係は、Pattern Collector、Dealer、Merchantなど6種が確認できた。たとえば、Engraverはプリント用の版を彫る業者、Pattern Collectorは市場に出ているファブリックを見本として収集し生産関係業者に情報として渡すビジネスを行っている業者であった。
収録刊行物
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- 一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
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一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集 56 (0), 187-187, 2004
一般社団法人 日本家政学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205558449152
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- NII論文ID
- 130006956858
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可