Removal and teaching materials of the various surfactants using activated carbon
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- Eguchi Tsukasa
- Naruto Univ. of Education
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- Shinohara Yoko
- Naruto Univ. of Education
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- Fukui Michiyo
- Naruto Univ. of Education
Bibliographic Information
- Other Title
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- 活性炭を利用した各種界面活性剤の除去とその教材化
Description
目的 水質汚濁の発生源として生活排水が大きな割合を占めていることから,家庭から排出されるシャンプーやリンスなどの比較的高濃度の洗剤の除去をめざして,これらのモデル排水をつくり,活性炭を用いてそれらの除去に関する基礎実験を行った。さらに,学校現場で教具として活用できる簡易浄化装置を製作し,教材の作成を試みた。<br>方法 界面活性剤濃度の決定には簡易導電率計を用いた。試料は,市販洗濯用合成洗剤,市販洗濯用石けん,シャンプーのほかに,これらに含まれているAOS,DTAC(n-ドデシルトリメチルアンモニウムクロリド),塩化ベンザルコニウム,SDS,ラウリン酸ナトリウムを用いた。各種界面活性剤水溶液は蒸留水と水道水(カルシウム濃度50ppm)により調製した。また,活性炭は扱いやすい濾過用の粒状成型炭であり,105℃,3時間乾燥させたものを使用した。界面活性剤液量(ml):活性炭量(g)=10:1の割合にして攪拌操作による回分式吸着を除去操作とした。所定温度(20_-_50℃)で所定時間(20_-_300分)操作したのち,濾過液の導電率を測定して除去率(%)を求めた。<br>結果 (1)各種界面活性剤を蒸留水に溶解した場合の除去率は,塩化ベンザルコニウムが80%以上,DTACが約70%となり,陽イオン界面活性剤の除去効果が最も高かった。(2)石けん以外の陰イオン界面活性剤は操作開始後から短時間での除去率が大きかった。(3)各市販洗剤の所定時間内での最大吸着率は約30%程度であった。(4)水道水に溶解した場合は,AOS,DTACの除去率が高いのに対して,市販洗剤は低かった。(5)1Lの PETボトル容器を用いて簡易浄化装置を製作し,各種界面活性剤の除去を試みた結果,除去率はDTAC53%,AOS及びシャンプー37%,洗濯用石けん23%となった。
Journal
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- Abstracts of Annual Congress of The Japan Society of Home Economics
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Abstracts of Annual Congress of The Japan Society of Home Economics 56 (0), 128-128, 2004
The Japan Society of Home Economics
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Keywords
Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205558498688
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- NII Article ID
- 130006956938
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- Data Source
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- JaLC
- CiNii Articles
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- Abstract License Flag
- Disallowed