女子大生のスマホの使用実態と歩きスマホの危険性

書誌事項

タイトル別名
  • Actual Condition on Using Smartphones for Female Students and Danger of Texting While Walking

説明

<br><br>【目的】近年、スマートフォンの普及でながらスマホや依存が問題となっている。スマホは、従来の携帯電話に比べWebサイトや動画の閲覧が容易で、画面に集中し周囲の状況が判断しにくく、転倒や衝突など危険な状況も生じている。そこで、スマホの使用実態と歩きスマホの危険性を明らかにすることを目的とした。<br><br>【方法】アンケート調査の対象者は本学女子学生219名、歩きスマホの実験の被験者は20名である。視線追跡のView Trackerを装着して視線を記録した。いずれも平成26年7~9月に実施した。<br><br>【結果】96%がスマホを使用し、一日の使用時間は4~6時間、利用機能は「SNS」が多かった。授業中の使用経験は約8割、他者の使用を「困る」「迷惑」だとは思わず、授業中のマナーを意識する人は少なかった。歩きスマホをする人は、「気をつけていればしてもかまわない」、しない人は、「危険」「迷惑」と答えた人が多かった。スマホの依存では、「わからないことはすぐ調べる」「忘れて外出すると不安になる」「朝、目覚めてすぐチェックする」と答えた人が多かった。<br><br>実験では、手元のスマホに視線が集中しており、人や障害物に対しては、ぶつかりそうになる直前に、一瞬視線を動かすにとどまり、気づいても実際に障害物を避けたのは約1割であった。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205560699136
  • NII論文ID
    130005484473
  • DOI
    10.11428/kasei.67.0_55
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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