How fashion magazines expresses Gothloli image

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  • 雑誌が着用者に提示するゴスロリイメージ

Description

目的 ゴスロリ(ゴシック、ロリータ、ゴシック&ロリータの総称として使用)は、着用者から「守り」「理想像」などと形容されるなど、着用者が何らかの意味を付与させていると想定される服飾である。しかし着用者自身はゴスロリを広がりのある単語やイメージで語る事が多く、そこに着用者がどのような意味を込めて着用しているのかが了解し辛い。本研究では着用者のイメージと意味合いを理解するための第一歩として雑誌等の媒体においてゴスロリがどのようなイメージで着用者に提示されているかを探る。<br>方法 ゴスロリを取り扱う雑誌『KERA!』『Gothic&Lolita Bible』を対象とし、ゴスロリに関して言及していると判断できる文章から修飾語を抜き出し、ゴスロリ自体を形容している言葉かどうかを精査。対象となった語句を黒沢ら(2014)の、ファッションアイテム紹介分に含まれる構成要素分類を参考に分類した。<br>結果 全修飾語の内ロリータに関する語句が50%、ゴシックに関する語句が45%、ゴシック&ロリータに関する語句が5%となった。各カテゴリー内で約65%前後が服飾の持つ印象に関する語句であり、ロリータでは「大人っぽい」「かわいい」「上品な」「クラシカルな」といった語句が多用され、ゴシックでは「高級な」「退廃的」「ホラー」といった語句が使われていた。ゴシックにおいては服飾のシルエットに関する語句も、18%と多く見られる結果となった。<br>

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Details 詳細情報について

  • CRID
    1390001205560709632
  • NII Article ID
    130005484408
  • DOI
    10.11428/kasei.67.0_49
  • Data Source
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • Abstract License Flag
    Disallowed

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