一人暮らし学生の自炊状況と自炊に影響を及ぼす要因

書誌事項

タイトル別名
  • Factors of affecting to cooking of single life student

説明

目的 大学生になると一人暮らしを始める機会も多いことから、これまで調理経験がなかった学生も自分で調理をする必要が生じてくる。本研究では、一人暮らしの学生の自炊の実態を知るためにアンケート調査を行って自炊の状況を把握するとともに、自炊の実践に影響を及ぼす要因について考察した。方法 本学食生活健康学科1~4年生のうち一人暮らしをしている全学生69名にアンケート調査を行った。質問項目は自炊年数および調理頻度や作る料理の品数、調理時間などの自炊状況と、コンロの数などキッチンの状況である。結果 一人暮らしをしている学生の内訳は1年生7名、2年生14名、3年生26名、4年生22名で、自炊年数は1年目14名、2年目17名、3年目22名、4年目16名であった。コンロを使った調理頻度を自炊年数で比較すると自炊年数が長いほど調理する頻度が高かった。また、自炊年数が長いほど一食に作る料理の数が多く、事前に手順を考えて調理する学生が多かった。しかし調理時間は自炊年数の影響は見られなかったことから、作る料理が異なっていることが考えられた。自炊年数が長い学生と短い学生のキッチンのコンロの数を比較すると、自炊年数が長い学生は二口コンロの割合が高いことがわかった。自炊年数が短い学生も二口コンロの場合は調理頻度が高いことが分かり、コンロの数が自炊におよぼす影響が大きいことがわかった。その他の加熱器具では全ての学生が電子レンジをほぼ毎日使用していた。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205561048448
  • NII論文ID
    130005470446
  • DOI
    10.11428/kasei.66.0_244
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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