若者のファスト・ファッション意識に関する調査
書誌事項
- タイトル別名
-
- A study on young people's consciousness of fast-fashion
説明
〈目的〉昨今,ファスト・ファッションと呼ばれる商品が市場に現れ,若者の関心・支持を得ている。最新の流行を低価格で入手でき,新しいファッションに気軽に挑戦できることが受け入れられている要因であるが,その背景には,若者の生活意識やライフスタイルの変化が考えられる。そこで,本研究では,若者がファスト・ファッションをどのように捉え,そしてそれは若者の生活意識とどのように関係しているかを明らかにする。 <BR>〈方法〉大学生392名(男子125名,女子267名)を対象として2010年11月~12月に集合調査を行った。調査内容は(1)ファスト・ファッションに対するイメージ(18対の用語項目5段階評価),(2)ファスト・ファッションに関する質問項目(20項目5段階評価),(3)生活の価値意識(20項目5段階評価),(4)フェースシート(13項目)である。調査データは集計分析と因子分析等の統計解析を行った。さらに,ファスト・ファッションと生活の価値意識およびフェイスシートの購買行動とファスト・ファッションとの関係について検討した。 <BR>〈結果〉(1)5段階評価の平均評点からファスト・ファッションに対するイメージは,「安価な」「気軽な」「親しみやすい」「流行の」に高く,「繊細な」「上品な」「個性的な」は低かった。さらに平均値をもとにSDプロフィールを作成し考察した。(2)因子分析を行った結果,ファスト・ファッションについては,「使い捨て」「コーディネイト」「流行」「品質」が,生活の価値意識については,「生活の高揚感」「エコ意識」「自分らしさの表現」他2因子が抽出された。以上の結果をふまえ,(3)ファスト・ファッションの4因子と生活意識の5因子との関係を分析したところ,いくつかの関連性が見られた。
収録刊行物
-
- 一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
-
一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集 63 (0), 135-135, 2011
一般社団法人 日本家政学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390001205561594880
-
- NII論文ID
- 130006958839
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可