Effect of behavior change through class focusing on sustainable lifestyle

Bibliographic Information

Other Title
  • 「持続可能な社会の実現に向けたライフスタイル」に焦点を当てた授業による行動変容効果
  • -T女子高等学校での家庭科実践事例から-
  • - The case of home economics practice class at a high school -

Description

目的 持続可能な社会の実現に向けたライフスタイルの確立は家庭科教育においても重要課題である。そこで,昨年度開発された『省エネ行動スタートBOOK』を活用し体系化した授業を通し,高校生の意識や行動がどう変化していくのかをもとに,教育効果を図ることとした。<br><br>方法 対象者はT高等学校普通科2年生276名とし,2016年11月の4週に渡り家庭科の授業内で4時間の省エネ教育を行った。1時間目には,環境問題の現状や省エネ行動の大切さを現状把握・課題認識のための授業,2~3時間目には,食生活を題材に自分達の暮らしと環境問題とのつながりを調理実習などの体験学習を通し自己効力感を醸成した。4時間目はまとめとし新聞作成を行った。各回の授業の最後には自己評価を行った。<br><br>結果 自己評価には生徒が取り組むことのできる省エネ行動12項目を設定した。授業の回数を経るごとに,いつも実践している生徒が約46%から約64%と推移した。たまに実践している生徒と合わせると,実践度が約91%となった。新聞作成では,「省エネの定義や大切さ」,「地球温暖化や地球環境問題」,「食と省エネ行動の関係」,「具体的な省エネ行動」について多く言及されており,知識として理解していることを確認した。編集後記には,自分自身で省エネ行動を実施するという決意表明が書かれたものが約95%,普及啓発を促す呼びかけが約3%あり,自主的な取組みにつながっていることを確認した。

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Details 詳細情報について

  • CRID
    1390001205561822976
  • NII Article ID
    130005790845
  • DOI
    10.11428/kasei.69.0_286
  • Text Lang
    ja
  • Data Source
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • Abstract License Flag
    Disallowed

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