書誌事項
- タイトル別名
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- 3035) The Study about the Necessary Quantity of Ventilation in the Bathroom Using the Coal Gas(Scientific Basis of Planning Building)
- 石炭ガス使用浴室の必要換気量に関する研究-1-
- セキタン ガス シヨウ ヨクシツ ノ ヒツヨウ カンキリョウ ニ カンスル ケンキュウ 1
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抄録
最近ガス風呂の需要が非常に多くなり、ガス器具も色々と改良されているにもかかわらず、中毒事故は依然として後を絶たない。特に室容積が小さく、その割に大きいガスバーナーを使用する浴室において危険率が高い。これは防寒上の窓閉鎖等によつて、換気量が不足し、ガスの不完全燃焼による一酸化炭素の増加が主な原因の一つである。そこで本報告では現在一般住宅の典型となつてきた住宅公団RCアパート、及び木造住宅の浴室を実験対象として選び、種々の換気状態におけるガス使用時の一酸化炭素濃度変化及びその時の換気量を測定し、安全に入浴できるための必要換気量を、実験及びガスの燃焼方程式から導き出した。その結果、完全燃焼に必要な空気量は、理論上ではガス使用量の約3.7〜4.0倍であるが、実際には、ガスバーナーの性能、換気窓の位置等の影響で、20〜24倍の給気を見込む必要があると思われ、浴室の設計に当つては充分な換気ができるよう計画されねばなちない。
収録刊行物
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- 日本建築学会論文報告集
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日本建築学会論文報告集 69.2 (0), 133-136, 1961
一般社団法人 日本建築学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205569764608
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- NII論文ID
- 110005230822
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- NII書誌ID
- AN0018882X
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- ISSN
- 24330027
- 03871185
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- NDL書誌ID
- 9156892
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可