1055 傾斜による生コンクリートの粘弾性(材料・施工)

書誌事項

タイトル別名
  • 1055) Visco-Elasticity of Concrete on Slopes(Materials. Execution)
  • 傾斡による生コンクリートの粘弾性
  • ケイアツ ニ ヨル ナマコンクリート ノ ネンダンセイ

この論文をさがす

抄録

生コンクリートの流動性に対する解明は、水セメント比、調合比、骨材性状等の諸元が複雑に入り組まれて、実際生起の物性象に合致する様な要素配置は極めて困難である。特に傾斜打の際にはThixotropyからかなりの変化を見、Maxwell要毒、Voigt要素に傾斜角θ→0の場合はConsolidationが、θ→π/2の場合粒体としての流動要毒が認められたが、ここでのべる実験では、これを一貫性のものとして取扱つて、その本質を明かにしてみた。実験は写真-1、写真-2、の如き実験台を使用し、試料に傾斜角の変化による流動を与えて測定した。これは昭33年度卒佐藤満夫、仲沢淳、昭34年度卒遠山宏、佐藤哲男、山田善八の諸君が協力してくれて行つたのである。昭32年は設備、装置等に不満足な点も多くみられたが、その後改良を加えて測定も精度を増す様にした、しかし、まだ装置改良の点があるのであるが生コンの流動性の一端をうかがえるものとしてここに紹介する。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ