3 鉄筋軽量コンクリート柱に関する研究

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タイトル別名
  • (3) EXPERIMENTAL STUDY OF REINFORCED LIGHTWEIGHT CONCRETE COLUMNS
  • 鉄筋軽量コンクリート柱に関する研究
  • テッキン ケイリョウ コンクリート チュウ ニ カンスル ケンキュウ

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抄録

構造用軽量コンクリートを使用した鉄筋軽量コンクリート柱の実験は大崎博士が昭和27年に発表されたものがある。その他では筆者等の行つたもので鉄骨鉄筋軽量コンクリート柱に関するものが二三ある。前者は小型試験体、後者はやゝ大型試験体であるが、本報告で取り扱う実験は中型試験体でかつ試験体数も合計39本製作して、コンクリート種類・鉄筋比・偏心率を変化させて鉄筋軽量コンクリート柱の耐力を普通鉄筋コンクリート柱と比較検討した。そして、実験結果と理論的計算から鉄筋軽量コンクリート柱の断面設計を常用設計式で行う場合の安全率を検討して、基準値(第9表)を「鉄筋コンクリート計算規準(昭和33年11月)」に対応して定めたものを提案し、特殊コンクリート構造設計基準中の「鉄筋軽量コンクリート構造(1955年改定原案)」の改定に際してその資料とすることを目的とした。なお常用設計式による柱の検討は既に報告したので省略する。鉄筋軽量コンクリート梁に関しては、ヤング係数比と釣合鉄筋比の関係を除いては、耐力上、安全率の点で余り問題になる点はない。しかし、梁に関しては別に報告する予定でいる。

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