分子動力学法を用いた多孔ナノ構造の熱伝導シミュレーション
書誌事項
- タイトル別名
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- Molecular dynamics simulation of heat conduction of silicon nano-porous structure
抄録
ナノ構造の熱伝導に及ぼす影響をミクロから理解するため、 Siの熱伝導現象を分子動力学計算した。ナノ構造として、 大きなインピーダンスを得られるよう、Si内にナノ孔を配置した。 計算結果を時空間フーリエ解析し、フォノンの分散関係を求め、 孔を周期的に配置した場合、ミニブリルアンゾーンがみられ、 それに伴うフォノン速度の低下と新たなフォノンモード生成など 超格子と同じ現象がみられた。この結果から多孔ナノ構造においても、 その配置が周期的な場合、超格子と同等の熱伝導率の低下を 期待できる。
収録刊行物
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- 日本伝熱シンポジウム講演論文集
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日本伝熱シンポジウム講演論文集 2008 (0), 121-121, 2008
社団法人 日本伝熱学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205586809728
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- NII論文ID
- 130004729424
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可