自動変速機におけるオイル技術

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タイトル別名
  • Lubricant technology in automatic transmissions

抄録

自動車用自動変速機はSTEPタイプの自動変速機(AT)と無段変速機(CVT)に分類され、油剤としては、それぞれに自動変速機油(ATF)および無段変速機油(CVTF)が使用されている。ATFによる燃費向上策として、油剤の低粘度化によって撹拌抵抗を減らすことが有効である。ATFの低粘度化に伴い、歯車や軸受の金属疲労寿命確保が重要であり、粘度指数向上剤技術によって、同じ動粘度であってもEHD潤滑下における油膜厚さを向上させることが可能である。CVTFに関して、ベルト・プーリ間の金属間摩擦係数を高くすること、適切な湿式クラッチ摩擦特性を持つことが必要であり、油剤の添加剤の影響が極めて大きい。また、摩擦係数の大小は潤滑膜の物性(表面形状、組成)に依存すると考えられる。

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  • CRID
    1390001205588241664
  • NII論文ID
    130005477463
  • DOI
    10.11523/sekiyu.2014f.0_39
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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