東日本大震災アスベスト含有建材判別報告その2

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タイトル別名
  • the Great East Eathquake Bulk asbestos resarch report part 2

抄録

2010年9月9日付けで環境省、厚生労働省、国土交通省の三省から、0.1重量%以上のアスベストを含有する建材・産業廃棄物の再生粉石への混入防止の徹底に関する通知がだされた。建材中のアスベスト含有率測定方法に関しては、JIS A1481-2008およびISO22262-1で定められている。一昨年3月の東日本大震災で損傷を受けた建物の建材中のアスベスト含有有無を、長時間の前処理なしに現地で簡便・迅速に計測する必要性が生じた。我々は可搬型のX線回折装置とデジタル顕微鏡を用いて、吹付材、スレート板、配管保温材、煙突断熱材などの建材廃棄物に0.1%以上のアスベストが含まれているか否かを岩手県・宮城県で被災自治体の依頼により現地調査し、簡便・迅速法でも十分用途に合致することが判明したので、その概要を報告する。あわせて実験室でのISO22262-1偏光顕微鏡法を追加したバックデータ測定でも確認した

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205589514496
  • NII論文ID
    130005470929
  • DOI
    10.14912/jsmcwm.24.0_629
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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