アスベスト含有建材の迅速判定法(建材断面画像の解析法検討)

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タイトル別名
  • Examination of the screening method of building materials containing asbestos

抄録

アスベストの排出源は建築物解体廃棄物が主流であり、今後も排出量は増加すると見込まれている。アスベスト含有建材の分別を促進する一手法として、解体現場でのアスベスト含有建材の迅速な判定を支援するため、実体顕微鏡を用いた画像解析による判定法を検討した。建材断面の画像からアスベスト繊維束部分を抽出するため、明度を指標とした分離を試みた。実際の廃建材断面のアスベスト繊維束の明度を測定し、断面全体の明度ヒストグラムからアスベストに相当する明度部分を抽出することにより、アスベスト繊維束のしめる面積率(%)を求め、XRFによる含有量分析値と比較した。クリソタイルを含むコロニアルやスレートについては母材との明度差を利用してクリソタイル量を推定できる可能性がある。また、3D画像を活用したアスベスト繊維束判定についても検討した。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205589725568
  • NII論文ID
    130005453451
  • DOI
    10.14912/jsmcwm.23.0_569
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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