高齢世帯における「退蔵物」の実態に関する調査研究
書誌事項
- タイトル別名
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- Current situation regarding hoarded bulk wastes cleared from elderly households
抄録
高齢世帯では粗大ごみを出したくても出せない状況があると考えられるが,どんな世帯で,どんな種類のものが,どの程度“退蔵”されているのか,その実態はほとんど分かってない。本稿では,高齢世帯に特徴的な退蔵物の実態について取りまとめた。結果を要約すると,(1) 10品目以上を退蔵している高齢世帯が全体の2割程度を示したこと,(2) 多くの品目で20~30%程度の世帯が退蔵していることが示唆され,家具・寝具については,高齢世帯の方が退蔵する割合が高いこと,(3) 退蔵する理由は,高齢世帯では「いつかまた使うかも知れないから」,「スペースに余裕があるから」,「体力的に厳しいから」という回答が多いことが挙げられる。高齢世帯では“もったいない意識”が強いことと,子供が独立することなどにより住居内のスペースに余裕がうまれることが推察される。
収録刊行物
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- 廃棄物資源循環学会研究発表会講演集
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廃棄物資源循環学会研究発表会講演集 28 (0), 89-, 2017
一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205590183168
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- NII論文ID
- 130006230062
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可