卵殻膜を用いた新しい食品添加物の開発

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タイトル別名
  • Development of New Food Additive using Egg Shell Membrane

抄録

私たちが生命を維持するために食は必要不可欠であり、一般生活において高品質で安全な食品供給は常に求められている。しかしながら、食品流通・消費段階で食品の品質低下による可食部の廃棄がされて極めて多大な食品ロスが生まれているのが現状であり、大きな課題となっている1)。そこで我々は、このような食品の劣化によるロスを防ぐために重要な役割を担っている食品添加物に注目することにした。本研究では、昨年まで実施してきた卵殻膜を発電デバイス材料として応用する研究の成果から視点を変えて、卵殻膜が持つ卵の中身の生命を維持して守る機能に着目し、食品添加物の機能として特にメラニン生成を抑制する褐変防止剤への応用を目指した。我々は特に、食品の中でも見た目の劣化が激しいアボカド果肉の色素沈着現象に着目し,その抑制を行うための素材として卵殻膜を適用させた各種試験を行い,効果的な結果を得た.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205590192768
  • NII論文ID
    130005477685
  • DOI
    10.14912/jsmcwm.25.0_197
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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