ストーカ炉における排ガス再循環を用いた低NOx燃焼
書誌事項
- タイトル別名
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- Low NOx Combustion by Exhaust Gas Recirculation for Stoker Type Waste Incinerator
説明
一次燃焼室後壁から再循環排ガス(RFG)を高速で吹き込むシステム(HiLECT)を藤ヶ谷清掃センター(定格ごみ焼却量117.5t/day×2炉)に装備し,NOx発生抑制,低空気比燃焼,および焼却主灰中の未燃分低減の効果を確認した.<br>HiLECTの燃焼状態を観察した.すなわち,低O2濃度のRFGを後壁から高速で吹き込むことによって,ごみ層の主燃焼域から発生する高温の可燃性ガスと後燃焼火格子下から供給される燃焼空気が後壁側に引き寄せられ,その後,後壁手前で反転し,RFGに希釈されながら混合し始める.このとき,O2濃度は低下するものの,自着火温度以上であるため,燃焼反応は十分に進行する.ただし,この領域のO2濃度は低く,それゆえに燃焼速度が小さくなることで,火炎温度は低下かつ均一な温度分布となるため,NOxの生成は抑制され,さらに火炎の輝度は燃焼炉壁面の輝度よりも低くなり,火炎は目視しにくくなる.
収録刊行物
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- 廃棄物資源循環学会研究発表会講演集
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廃棄物資源循環学会研究発表会講演集 25 (0), 301-, 2014
一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205590735872
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- NII論文ID
- 130005477698
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可