ラマン分光法によるオリゴ糖の重量平均分子量の算出

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タイトル別名
  • Calculation of weight-average molecular weight for oligosaccharide with Raman spectroscopy

抄録

近年、農産廃棄物から生理活性作用をもつオリゴ糖類の生成が検討されている。生成される糖類は糖化工程の反応時間や反応温度により異なる。そこで糖化工程の反応条件を決定する際、その場での測定が重要となる。 一般に分子量の測定には、サイズ排除クロマトグラフィーが用いられるが、前処理が必要であり分析時間が長いため、その場測定が困難である。本研究では、その場測定が可能なラマン分光法に着目し、グルコースとその二量体であるマルトースの糖2成分系混合溶液の重量平均分子量の算出を試みた。 グルコースとマルトースのラマンスペクトルにおいて重合度の増加に伴い、特定のラマンピークの強度が増加していた。そこでラマン強度比と重量平均分子量が比例関係にあると仮定し、関係式を作成した。糖2成分系混合溶液の重量平均分子量を関係式から算出したところ、仕込み質量から求めた重量平均分子量と良好に一致していることを確認した。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205590796032
  • NII論文ID
    130005477638
  • DOI
    10.14912/jsmcwm.25.0_247
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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