ごみ箱の設置場所およびデザインが分別行動に与える影響に関する研究

書誌事項

タイトル別名
  • Waste separation behavior caused by the location and the design of trash box

説明

ごみ箱の持つシステム的機能性に着目し,その設置場所による移動影響の違いが分別行動に与える影響を明らかにした.福岡大学構内の2箇所を研究対象地点とし,1箇所は可燃ごみ・資源ごみの2種分別,もう1箇所は可燃ごみ,ペットボトル,缶,ビンの4種分別となっているため,ごみ箱の分別数,デザインの違いの影響も併せて検討した.その結果,分別数が少なく視認性にも劣る場合には,もともと分別率が低く,異物混入率は高いこと,分別数が多く視認性に優れた場合には,移動距離の増加に伴い有意にごみ排出量が減少し,分別率が低下し,異物混入率が増加する傾向を明らかにした.以上をまとめると,移動距離が長くなるとごみ箱デザインによらず,分別率が低下しやすいが,異物混入についてはごみ箱デザインの影響が大きいと結論づけられる.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205590837504
  • NII論文ID
    130005250622
  • DOI
    10.14912/jsmcwm.27.0_1
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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