アルミニウムドロス残灰の簡易資源化処理技術
書誌事項
- タイトル別名
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- Easier Recycling Process of Aluminum Dross Residue
説明
アルミニウムドロス残灰中の資源価値の軸となる金属アルミニウムは、他の構成成分である酸化物や窒化物と比較して粘性が高いため、粉砕・分級プロセスにおいては粒径の大きな範囲に多く分布していると予想できる。すなわち残灰の粒径と金属アルミニウム含有率は極めて強い関係性があると考えられるが、未だその情報は明らかでない。本研究では残灰の持続可能な資源利用法の確立を目的とし、粒径別の組成や構成相の解明を行った。また得られた結果をもとに、最適な分級プロセスを提案し、鉄鋼用助燃剤としてのアップグレード効果を推算した。その結果、発生する残灰を250μmで分級できれば、残灰が含有する金属アルミニウムを極めて有効に分離回収可能であることを明らかにした。これは多くの残灰を利用する鉄鋼プロセスにおいても、電力原単位や不純物発生量の低減に効果的である。
収録刊行物
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- 廃棄物資源循環学会研究発表会講演集
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廃棄物資源循環学会研究発表会講演集 24 (0), 235-, 2013
一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205591447296
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- NII論文ID
- 130005470754
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可