敷砂の落石衝撃力緩衝効果に関するDEMシミュレーション

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タイトル別名
  • Shock absorbing of sand cushion against rockfall impact force with DEM

抄録

我が国で多発する落石災害の対策として、落石が対策工に衝突する前に落石エネルギーを分散・低減させる工法である堆積層やロックシェッド上面に設置される敷砂などの緩衝材が着目されており、その性能評価が重要な課題である。本論文では、落体の速度や形状などの落体条件が敷砂の耐衝撃特性に与える影響ついて二次元個別要素法(DEM)解析を行って調べた。また、落石衝突による敷砂内部の応力伝播状況に着目することで敷砂の衝撃力伝達挙動について詳細な検討を行った。その結果、衝撃力の発生には敷砂内を複雑に伝播・反射する応力波の存在が重要であることを確認した。また、落石衝撃力と貫入量の関係は、落体の貫入に伴う速度変化と敷砂の荷重応答の速度依存性に従うことが明らかになった。さらに、伝達衝撃力の最大値の大きさは落体の貫入初期の速度変化の影響を強く受けている可能性があることが分かった。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205591696640
  • NII論文ID
    130004605073
  • DOI
    10.11345/japannctam.62.0.246.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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