木造住宅の垂木-軒桁接合部の耐風性能算定と経年劣化の影響
書誌事項
- タイトル別名
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- Evaluation of the Wind-resistance of rafter to pole plate connections in Japanese wooden residential houses
説明
木造住宅の屋根勾配や経年劣化が小屋組の耐風性能に及ぼす影響を検討するために,「屋根勾配を変化させて製作した垂木-軒桁接合部を模擬した試験体」と「既存の木造建物から取り出した垂木―軒桁接合部」を用いた実物大耐力試験を行った。<br>垂木-軒桁接合部の引張試験においては,屋根勾配が変化することで,破壊性状に違いが生じることが明らかになった。また,速い載荷速度の場合には最大耐力に影響を及ぼさないが,遅い載荷速度の場合には最大耐力の低下が見られた。<br>取り出した垂木―軒桁接合部の引張試験においては,接合に用いられている釘表面に発錆している場合には,新品の釘を用いた場合よりも最大耐力が向上することが明らかとなった。よって,部材の劣化が接合部の持つ耐力に対して,必ずしも負の影響を与えるわけではないことが明らかとなった。
収録刊行物
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- 風工学シンポジウム論文集
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風工学シンポジウム論文集 24 (0), 325-330, 2016
一般社団法人 日本風工学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205591848704
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- NII論文ID
- 130005464475
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可