クリーム状サンプルのレオロジー測定に及ぼすセル表面粗さの影響

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タイトル別名
  • Influence of cell surface roughness on the rheological measurement of creamlike samples.

抄録

ある程度以上の剪断流動を受けた硬めのクリーム状サンプルの流動特性において、0.3s-1付近の剪断速度領域にステップ的な剪断応力変化が観察された。セル/サンプル界面でのスリップ現象の発生を疑い、本現象に対するサンプル厚みおよびセル表面粗さの影響を調べた。市販レオメータの標準的なパラレルプレートやコーンプレートを使用した際には、ある程度の強さの剪断流動が加わった後では、0.3s-1付近にステップ的な剪断応力変化が見られた。一方、サンドブラスト処理等で表面粗さを大きくしたセルを使用すると、本現象は見られなくなった。標準セルを使った場合、ある程度以上の剪断流動の印加によりセル/サンプル界面部に何らかの構造体が形成され、それが低剪断速度域での剪断応力の低下を引き起こしていると考えている。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205591864960
  • NII論文ID
    130004603753
  • DOI
    10.11345/japannctam.56.0.249.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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