ソンドハウス管における熱音響振動の安定性解析

書誌事項

タイトル別名
  • Stability analysis of thermoacoustic oscillations in the Sondhauss tube

説明

管壁に軸方向温度勾配を与えると,管内の気柱が自励的に発振する場合がある.これは熱音響現象と呼ばれる熱エネルギーと音響エネルギーの相互変換であり,熱機関としての応用が考えられる.ヘルムホルツ共鳴器のスロート部に温度勾配を与えた管(ソンドハウス管)における熱音響自励振動の安定性解析を行う.境界層理論に基づき,線形音波の範囲内で気柱振動の周波数方程式が導出され,その過程で非整数解微分および特異摂動法が用いられる.結果,バルブを取り付けることで臨界温度比が著しく低下すること,また振動の高次モードが発現し得ることなどを見出した.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205591936896
  • NII論文ID
    130004604057
  • DOI
    10.11345/japannctam.57.0.255.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ