大気ブロッキングの持続に関する理論的研究
書誌事項
- タイトル別名
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- A theoretical study on the maintenance of the atmospheric blocking
抄録
大気ブロッキングの持続メカニズムについて,これまで提案されたメカニズムと異なる新たなメカニズムを提案し,その有効性を検証した.そのメカニズムは以下の2つの考え方に基づいている.1つめは,ブロッキングがスケールの異なる移動高低気圧と相互作用することで,ブロッキングの持続性が強化されるというスケール間相互作用が働くこと.2つめは,その際にブロッキング高(低)気圧が移動性高(低)気圧を選択的に引き寄せ,吸収するという渦と渦の相互作用,もしくは藤原効果に基づいている.藤原効果は北半球での台風の北進を説明する考え方であり,Beta-gyreと呼ばれる考え方と本質的に同じである.我々はこれをブロッキングの持続メカニズムに適用し,選択的吸収メカニズム(SAM)と名付けた.SAMの有効性を事例解析,数値実験の両方から検証し,現実場において有効であることが示唆された.
収録刊行物
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- 理論応用力学講演会 講演論文集
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理論応用力学講演会 講演論文集 59 (0), 200-200, 2010
日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205593722880
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- NII論文ID
- 130004604555
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可