囲碁における評価関数との整合性を持った探索法の研究

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タイトル別名
  • Reseach of the tree search with consistency between an evaluation function in the game of go

抄録

人工知能の分野では、結果が明確、取り扱いが容易、等の理由により、ゲームの研究が行われてきた。その中で囲碁は1局面あたりの可能な手の数が多いため、探索する局面数が非常に大きく、チェスにおいて有効であったコンピュータの演算速度に頼った全幅探索法を用いて強いプログラムを作成することは困難である。そのため、強い囲碁プログラムを作成するためには探索する局面数を減らすことが必要である。従来、探索する局面数を減らすためにパタンなどの外部から与えられた知識を用いることが行われてきたが、評価関数との整合性を無視していた。そこで本研究では、外部知識を用いず、2つの指し手の評価値の間に成り立つ加法的な性質を利用し、2手間の距離に着目することにより統計的な処理を行うことにより、評価関数との整合性を持ちつつ探索局面数を小さくした手法を提案し、その有効性を示す。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205593866368
  • NII論文ID
    130005021217
  • DOI
    10.11540/pjsiam.2002.0.159.0
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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