斜円柱に発生する大振幅空力振動の実験と応答特性の検討
書誌事項
- タイトル別名
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- EXPERIMENTAL STUDY ON WIND-INDUCED LARGE VIBRATION OF AN INCLINED CIRCULAR CYLINDER
抄録
長大斜張橋のケーブルにおいては,大振幅の空力不安定振動が生じることがある.そのうち,高風速域で生じる大振幅振動については,実験や解析により特性が検討されてきたが,未だに発生メカニズムが十分には解明されていないばかりか,風洞実験における異なる試行間での再現性も十分ではない場合がある.そこで本研究では,50m/sを越える風速範囲までを対象として,再現性の確保に留意して斜円柱の風洞実験を行うとともに,その結果を分析して空気力特性を検討することにより,発現した振動現象の特性の把握を試みた.風洞実験では模型の上流側に設置した導流板の角度を調整することにより,再現性の高い実験結果を得ることができた.偏角=40°,45°,50°の場合は,低風速と高風速域において振動が発現した.応答変位データから外力を推定し,その外力を用いて,異なる風速域で発現した応答の特性を検討し,それらの応答が異なるメカニズムで発現している可能性を示した.高風速域の応答は,空力負減衰の絶対値が大きな振動であった.
収録刊行物
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- 風工学シンポジウム論文集
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風工学シンポジウム論文集 21 (0), 393-398, 2010
一般社団法人 日本風工学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205594092800
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- NII論文ID
- 130005021437
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可