粘着剤引離しにおけるキャビテーションと破壊

書誌事項

タイトル別名
  • Cavitation and fracture in debonding of soft adhesives

説明

粘着力を評価する際に実施される引離し試験において、粘着剤-プローブ界面にキャビティと呼ばれる空孔ができ、応力-歪み関係に重要な影響を与えることが知られている。我々は、1)キャビテーションと粘弾性効果を取り入れた連続体モデルを構築し、キャビテーションのダイナミクスについて調べ、引離し応力との関係を明らかにした。また、2)キャビティをその場観察で立体的に可視化する実験手法を開発し、キャビティ形状を観察した結果、強粘着性の発現にはこれまでの「接着仕事」「粘弾性」効果以外に「低弾性率による亀裂の鈍化」が重要であることを示した。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205594190720
  • NII論文ID
    130004603757
  • DOI
    10.11345/japannctam.56.0.252.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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