昆虫の自由飛翔モデルにおける2つの飛翔モードの共存
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- 飯間 信
- 北大電子研
書誌事項
- タイトル別名
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- Two types of flight in a model of insect's free flight and their coexistence
説明
昆虫の自由飛翔を、簡単なモデルを用いて調べた。このモデルは 水平に振動する楕円翼と振動中心に置かれた質点からなり、質量は すべてその質点に集中している。この点は鉛直方向のみに運動する事が許されており、その運動は流体力学的力を外力とする運動方程式で決定される。 このモデルを、周囲の流体運動込みで数値計算した。その結果、 このモデルは、はばたき運動を含むすべてのパラメータを固定しても、2タイプの飛翔を実現することが分かった。1つは定常飛行であり、重心は周期運動をして平均的には等速度で進む。もう一つはさまよい飛行と呼ぶべきもので、重心は非周期運動をする。これらの飛翔は初期条件によりどちらが選ばれるか決まっており、分岐解析により可能な飛翔の選ばれ方が明らかとなる事を示す。
収録刊行物
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- 理論応用力学講演会 講演論文集
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理論応用力学講演会 講演論文集 56 (0), 301-301, 2007
日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205594238720
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- NII論文ID
- 130004603811
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可