かつて製造された合成エメラルドについて

  • 林 政彦
    早稲田大学 教育・総合科学学術院
  • 坂巻 邦彦
    早稲田大学大学院創造理工学研究科地球・環境資源理工学専攻
  • 安井 万奈
    早稲田大学理工学術院理工学研究所
  • 山崎 淳司
    早稲田大学創造理工学部環境資源工学科

書誌事項

タイトル別名
  • Synthetic emerald made by Japanese company formerly

説明

はじめに <br>1980 年代には,我が国の京セラや 諏訪精工社(当時)などで製造された合成エメ ラルドが流通し,それぞれクレサンベールやビ ジョレーブという商品名を使っていたが,本発 表では,商品名を持たない合成エメラルドに ついて報告する.<br>特 徴 <br>今回発表する合成エメラルドは,綺 麗な緑色を呈し,原石は六角柱状で ある.屈折率は,1.562-1.558.カラー・ フィルターで鮮赤色を示す.出願されている 特許によるとフラックス法で造られている.内部には Phenakite と思われる結晶を含む.この合成エメラルドのラマンスペクトルを測定したので紹介する.その他,鉱物学的な特性を報告する. <br>宝石鑑別にあたり <br>このエメラルドを鑑別する場合,屈折率の測定を行えば,天然エメラル ドと間違えることはないであろう.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205597311104
  • NII論文ID
    130005249631
  • DOI
    10.14915/gsj.38.0_10
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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