映像表現における効果音の役割に関する研究

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タイトル別名
  • A Study of the Roles of Sound Effects in Video Expression
  • エイゾウ ヒョウゲン ニ オケル コウカオン ノ ヤクワリ ニ カンスル ケンキュウ

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説明

本研究は大学生への映像制作課題の評価を通して、映像表現における音楽・効果音の役割を質的に検討することを目的とする。まず、映像と音響をベストマッチさせた作品が最も高く評定された。それを踏まえて、映像表現の効果音の重要性について検討した。映像表現において感動をもたらした場面についての評価の質的検討を行った結果、シナリオの起承転結の明確さと音響を加えるタイミングの適切さがあげられた。カメラアングルで伝えられるメッセージは、映像の展開にかかわっている。映像で分かりやすく伝えるためには、映像表現で伝えたいメッセージを明確にし、それに合った音楽・効果音を組み合わせ、演出していくことの重要性が位置づけられた。映像と音響による演出の組み合わせによって映像に感情・感動をもたらす表現が可能となることが示唆された。今後は、どのようなカメラアングルでどのような映像をどう撮るかという観点と効果音との組み合わせやタイミングの重要性についてさらに詳細に検討していく。

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