北上低地の強震観測点における地盤震動特性
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- 片岡 俊一
- 弘前大学
書誌事項
- タイトル別名
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- Characteristics of ground vibration in Kitakami lowland area
抄録
2003年5月26日に発生した宮城県沖の地震では,高振動数成分が卓越した.一方,今回の地震で岩手県内で震度6弱を観測した地点のうち,4地点(室根,平泉,衣川,江差)において微動計測を行った結果によると,江刺市では卓越振動数は2Hz程度であるが,それ以外の地点では6~8Hzと高かった.つまり,震度6弱は震源特性とサイト増幅特性が相まって生じたと考えられる.宮城県沖では1978年宮城県沖地震と同タイプの地震の発生が高い確率で想定されているが,1978年の際の地震動分析から今回の地震よりも低振動数が卓越することが考えらる.本報告では,上述の解説および北上低地における想定地震動を論じる.
収録刊行物
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- 地盤工学研究発表会 発表講演集
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地盤工学研究発表会 発表講演集 JGS39 (0), 2061-2062, 2004
公益社団法人 地盤工学会
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詳細情報
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- CRID
- 1390001205599152384
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- NII論文ID
- 130004622298
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可