示差熱分析データからみた焼却灰・飛灰の溶融パターンの分類

  • 高岡 昌輝
    社団法人 土木学会 京都大学 工学研究科環境工学専攻
  • 藤原 健史
    社団法人 土木学会 京都大学 工学研究科環境工学専攻
  • 藤田 淳
    (株) 神戸製鋼所 都市環境カンパニー
  • 武田 信生
    社団法人 土木学会 京都大学 工学研究科環境工学専攻

書誌事項

タイトル別名
  • CLASSIFICATION OF FUSION PATTERNS OF BOTTOM ASH AND FLY ASH USING DIFFERENTIAL THERMAL ANALYSIS
  • シサネツ ブンセキ データ カラ ミタ ショウキャクバイ ヒカイ ノ ヨウユウ パターン ノ ブンルイ

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抄録

都市ごみ焼却灰, 飛灰および, 下水汚泥焼却灰など多種多様な灰分に対して, 熱重量示差熱分析を適用し, 高温下での試料の挙動を観察し, 溶融パターンを分類することを試みた. 41試料は示差熱曲線の形状より, 5パターンに分類された. また, 900~1450℃範囲の約1℃ごとの示差熱曲線のデータ (577データ) を特徴抽出することにより, 平均19データに圧縮することができた. 各分示差熱曲線類における示差熱曲線の代表パターンを決定するため, 採用すべき共通温度とその数を決定した. さらにパターン認識を用いた最適化により代表パターンを決定し, 示差熱曲線の判別モデルを作成した. 本モデルを未知試料に対して適用し, 簡便に示差熱曲線から溶融パターンが分類できることを明らかにした.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 2003 (727), 77-89, 2003-02-22

    公益社団法人 土木学会

被引用文献 (3)*注記

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参考文献 (13)*注記

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