逐次抽出法による飛灰中亜鉛、鉛、銅およびカドミウムの化学形態推定

  • 高岡 昌輝
    社団法人 土木学会 京都大学 工学研究科環境工学専攻
  • 蔵本 康宏
    システム環境計画コンサルタント (株)
  • 武田 信生
    社団法人 土木学会 京都大学 工学研究科環境工学専攻
  • 藤原 健史
    社団法人 土木学会 京都大学 工学研究科環境工学専攻

書誌事項

タイトル別名
  • ESTIMATION OF SPIECIES OF ZINC, LEAD, COPPER AND CADMIUM IN FLY ASH BY A SEQUENCIAL CHEMICAL EXTRACTION METHOD
  • チクジ チュウシュツホウ ニ ヨル ヒカイ チュウ アエン ナマリ ドウ オヨビ カドミウム ノ カガク ケイタイ スイテイ

この論文をさがす

抄録

飛灰中の亜鉛, 鉛, 銅, カドミウムの化学形態を推定するために, 逐次抽出法を用いて, 各重金属元素を水溶性画分, イオン交換態, 炭酸態, 酸化物態, 有機物態, 残留物態の6つの形態に分画した. さらに, 試薬についても同様の方法で形態を6分画することにより得たデータから, 飛灰中の重金属の支配的な化合形態を推定した. 亜鉛は, 酸化亜鉛および単体の形態, 鉛は酸化第二鉛, 銅は水酸化銅および酸化銅, 単体, カドミウムはバグフィルタ灰では水酸化カドミウムおよび酸化カドミウム, 電気集じん器灰で消石灰噴霧がなされていない場合は, 水溶性の硫酸カドミウムや塩化カドミウムの形態で存在することが示唆された.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 2001 (685), 79-90, 2001-08-22

    公益社団法人 土木学会

被引用文献 (7)*注記

もっと見る

参考文献 (24)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ