鉄筋コンクリート棒部材のせん断変形

  • 上田 多門
    社団法人 土木学会 Div. of Structural and Geotechnical Eng., Hokkaido University
  • 佐藤 靖彦
    社団法人 土木学会 Div. of Structural and Geotechnical Eng., Hokkaido University
  • 伊藤 常正
    社団法人 土木学会 2nd Hokuriku Sinkansen Bureau, Japan Railway Construction Public Corporation
  • 西園 勝秀
    社団法人 土木学会 Japan Bank for International Cooperation

書誌事項

タイトル別名
  • SHEAR DEFORMATION OF REINFORCED CONCRETE BEAM

この論文をさがす

抄録

本論文では, 光学的手法であるレーザースペックル法によって測定された, せん断補強筋を有するはりのせん断変形の実験結果を示している. それによれば, 曲げ変形に加え, 無視できないほどの大きさのせん断変形が, せん断ひび割れ部に集中して生じた局部的なせん断変形により, 生じていた. 実験結果に基づき, 変形を推定するための簡便な力学モデルを提案している. 提案モデルは, せん断変形を算定するためのトラスモデルと, テンションシフトによる付加的な曲げ変形を算定するためのモデルとからなっている. モデルは, 実験結果を精度よく推定できている.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 2002 (711), 205-215, 2002-08-20

    公益社団法人 土木学会

被引用文献 (2)*注記

もっと見る

参考文献 (8)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ