地盤同定問題における減衰モデルと推定精度の関係

  • 辻原 治
    社団法人 土木学会 和歌山工業高等専門学校 環境都市工学科
  • 澤田 勉
    社団法人 土木学会 徳島大学 工学部建設工学科

書誌事項

タイトル別名
  • RELATION BETWEEN DAMPING MODEL AND ACCURACY IN IDENTIFICATION OF SUBSURFACE GROUND
  • ジバン ドウテイ モンダイ ニ オケル ゲンスイ モデル ト スイテイ セイド ノ カンケイ

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抄録

本研究は, 地盤震動の鉛直アレー観測記録を用いた水平成層地盤構造の同定問題において, 減衰モデルと同定精度との関係を明らかにすることを目的とした. この種の地盤同定問題では, S波の一次元重複反射を仮定して, 一般に剛性と減衰のパラメータが同定される. 剛性については地盤各層のS波速度が同定の対象となる. 一方減衰については, いくつかのモデルが提案されており, また同定の対象が地盤各層のパラメータであったり, 全層一律のパラメータであったりする. 本論文では, 減衰モデルの違いに加え, 解析条件の違いが減衰パラメータの同定精度にどのように影響するかを示した.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 2003 (745), 209-214, 2003-10-21

    公益社団法人 土木学会

被引用文献 (1)*注記

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参考文献 (16)*注記

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