TDR法を使った不飽和土壌中における水分・硝酸態窒素含量の測定

書誌事項

タイトル別名
  • MEASUREMENT OF WATER AND NITRATE CONTENTS IN UNSATURATED SOIL USING TIME DOMAIN REFLECTOMETRY
  • TDRホウ オ ツカッタ フホウワ ドジョウ チュウ ニ オケル スイブン ショウサンタイ チッソ ガンリョウ ノ ソクテイ

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抄録

硝酸態窒素 (NO3--N) による地下水汚染が広がりつつあるが, どのような経路を辿って地下水に到達しているのかの解明は余り進んでいない. 地下水までの経路に当たる地下水面より上部に位置する不飽和土壌中では, 降雨と蒸発散によって水分量が絶えず変化している. 従って, 土壌水に溶解しているNO3--Nも複雑な挙動をしていると推察される. 1980年代に開発された電磁波によって土壌中の水分量と電気伝導度を測定するTime Domain Reflectometry (TDR) 法を使って, 家畜ふん尿を還元している牧草畑の黒ボク土中における水分量とNO3--N量の両方の経時変化を現地において測定した. 本試験地において, ある降雨イベントによる水分の40 cm以深への浸透を検知したが, NO3--Nの10 cm以深への到達は検知しなかった.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 2005 (783), 783_15-783_21, 2005

    公益社団法人 土木学会

被引用文献 (1)*注記

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参考文献 (31)*注記

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