一次元模型実験によるベントナイト系緩衝材の自己シール性評価

  • 小峯 秀雄
    社団法人 土木学会 茨城大学 工学部都市システム工学科
  • 緒方 信英
    社団法人 土木学会 (株) シー・アール・エス地質・耐震構造部
  • 中島 晃
    社団法人 土木学会 日揮 (株) 産業プロジェクト本部
  • 高尾 肇
    社団法人 土木学会 日揮 (株) 産業プロジェクト本部
  • 植田 浩義
    原子力発電環境整備機構 技術部
  • 木元 崇宏
    東京電力 (株) 原子力技術部

書誌事項

タイトル別名
  • EVALUATION OF SELF-SEALING PROPERTY OF BENTONITE-BASED BUFFER BY ONE-DIMENSIONAL MODEL TEST
  • 1ジゲン モケイ ジッケン ニ ヨル ベントナイトケイ カンショウザイ ノ ジコ シールセイ ヒョウカ

この論文をさがす

抄録

高レベル放射性廃棄物地層処分において用いられる緩衝材には, 廃棄物収納容器や周辺地盤との間の隙間部分を充填する役割 (自己シール性) が期待されており, 高い膨潤性が要求されている. 第一・第二著者は緩衝材の自己シール性を定量的に評価するため, 粘土鉱物結晶間の反発力や引力の理論評価式に新しいパラメータの算出式を組み合わせて, ベントナイト系緩衝材の膨潤評価式を提案した. 本研究では, 隙間部分と緩衝材の関係を一次元的に縮尺・模擬した模型実験を行い, 緩衝材の隙間部分への充填挙動について調査し膨潤評価式の適用性について検討を行った. その結果, 膨潤変形により隙間部分がほぼ充填されることを確認するとともに膨潤評価式が隙間充填後の膨潤挙動に対して適用できることを明らかにした.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 2004 (757), 101-112, 2004-03-21

    公益社団法人 土木学会

被引用文献 (1)*注記

もっと見る

参考文献 (33)*注記

もっと見る

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ