アスファルト混合物の動的力学解析へのレオロジーモデルの適用性

  • 西澤 辰男
    社団法人土木学会 石川工業高等専門学校環境都市工学科
  • 笠原 篤
    社団法人土木学会 北海道工業大学社会基盤工学科
  • 姫野 賢治
    社団法人土木学会 中央大学理工学部土木工学科

書誌事項

タイトル別名
  • APPLICABILITY OF RHEOLOGICAL MODELS TO DYNAMIC MECHANISTIC ANALYSIS OF ASPHALT MIXTURES
  • アスファルト コンゴウブツ ノ ドウテキ リキガク カイセキ エ ノ レオロジー モデル ノ テキヨウセイ

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抄録

本研究においては, アスファルト混合物の粘弾性挙動をモデル化するために, レオロジーモデルの一種である一般化 Voigt モデルを適用した. モデルに必要なパラメータ値は, 動的載荷試験によって得られた動的弾性生係数および損失弾性係数の振動数特性を表すマスターカーブから, 逆解析によって推定した. Gauss-Newton 法を採用し, 必要な定式化を行った上で逆解析システムを開発した. モデルの要素数を変化させ, モデルの適用性を検討したところ, 広い振動数領域で有用な要素数は8要素であった. さらに, 温度-時間換算則を適用し, シフトしたマスターカーブから, 温度ごとのパラメータ値を同定した. その結果, 温度が高くなると, 弾性パラメータ値は変化しないが粘性パラメータ値は減少することが判明した.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 2004 (760), 231-240, 2004-05-20

    公益社団法人 土木学会

参考文献 (31)*注記

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